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今までの誕生秘話

明日第五章を公開します!!

第一話 運命

陳腐な言い方かも知れないが・・・・・「運命」・・・・・お互い、そんな風に思える間柄だっだ。ボクは昔から不真面目で勉強するどころかあまり勉強なんかせず、行き当たりばったりで突っ走って来た。一方、妻は勉強が好きで一般的には真面目な優等生タイプ。

そんな相反する二人。結婚する前に同棲を始めたがケンカばかりだった。お互いに今まで生きて来た環境、考え方、価値観、生活、将来像、性格すべてなにもかもが違った。回りからは反対する声が絶えなかった。

しかし・・・・・、何故そんな二人が魅かれあったのか?今思うと、お互い、うっすら、はっきりとは見えないが太くて長い「絆」を感じていたのだと思う。

人間には長所と短所が必ずといっていいほど存在する。もちろん僕らも例外ではない・・・・・ぼくの短所を妻の長所が補い、妻の短所を僕の長所が補う。それをプラスとマイナスで表すのであればお互いの途方もないマイナスの数値を途方もないもないプラスの数値で補い「ゼロ」にする・・・・・これを「絆」だと思ったのかもしれない。人と人が同じ環境にいると、安心、信頼、やすらぎ、甘え、癒し、欲望、妥協、束縛、嫌悪、嫉妬、様々な感情が入り乱れる。その中で人間は信頼しあってこそいれば、お互いに価値観をすり合わせ、適度な妥協点を見つけ、同一化しようとする。二人で生活するのはケンカばかりであったが、この「同一化」する為の行程を何度も何度も繰り返した。傷つけ合いながら・・・・・・・

お互い付き合う前にも二人ともたぶん普通の人が歩むべき道の3周も4周も遠回りして生きて来た。順風満帆ではなかったのだ・・・・・・・・お互い孤独だったのかもしれない。

でもそんな二人が出会い、ふたりで暮らし・・・・・・、全てぶつかり合いながら・・・・・ついに結婚。つきあいも四年になろうとしていた・・・・・反対する人の声もいつの間にか無くなっていた。みんな本当に心の底から祝福してくれた。親も、親族も、上司、同僚も、友人も・・・・・。挙式には平日にも関わらず招待した人はみんな祝福に来てくれた・・・・・・誰もが羨む幸せな結婚だった。


第二章 願い・・・・

お互い、結婚したらすぐにでも子供が欲しいと思っていた・・・・・。

十月・・・・結婚するずっと前から、妻は子供を欲しがっていた。僕は体裁を気にしてると言われるかも知れないが・・・・、この年になり結婚に対しても正式な段取りを取る事こそが相手、自分の親、親族、友人、同僚、上司に対して、正式な「良い報告」であるという固定観念を払拭出来なく、結婚する前に子供を作る事を拒み続けてきた。

しかし、無事に結婚式を終え、籍を入れ、ようやくかたくなに守ってきた自分自身のルールを果たしたのだ。そしてついに妻の希望と同じ「新しい生命」の誕生を心から願うようになっていた・・・・・

22008.10月・・・・・・恵まれず・・・・・。

期待、希望を強く思っていただけにショックだった。一瞬目の前が真っ暗になった。だが、世の中には授かる事が出来なかったり、治療を何年も続けていたり、もっともっと辛い思いをしている人はたくさんいる。そのような辛い思いをして努力されている方々を思えばそんな事言っていては申し訳ないと思った・・・・・・落胆する気持ちはあったが、次こそはきっと授かるだろうと・・・・・。

だがその自分の心境以上に妻の落ち込む姿は・・・・・、見てはいられないものだった。数年間子供が欲しいと思い続け、募った思いが更に悲しみを増幅させる。妻の辛そうな涙をこらえる表情が心に痛む。何をいっていいかわからない、なんて言えばいいかわからない。「来月は大丈夫」「元気だそうよ」など、言葉は頭には浮ぶがどれも当てはまらないし、いい加減な事は言えない・・・・・ただ肩をそっと抱く事しか出来なかった・・・・


第三章 生命

十一月、今月こそは・・・・・と強く願い、一か月間過ごす。

だが、十一月も終わりに差し掛かった頃、妻が生理前の腹痛のような物が数日間続くと悲しみの表情で言ってきた。

「今月もだめか・・・・」
十一月も諦めていた・・・・・


十二月初旬・・・・・

あの瞬間は自分の人生において忘れる事はないだろう・・・・・・

いつも通り僕は一日の多忙な業務をこなし、帰路についた。重い階段を昇るといつも通り妻の待っているアパートの部屋の扉がある。
仕事上、深夜に至るまで仕事をしている事もある為、妻は床に就いていることが多い。しかしその日は違った。扉を開けると妻がすぐ寄ってきた。何か、ただならぬ妻の行動に恐る恐る妻の表情をみると、笑みが零れていた。メール、電話では伝え切れない、お互いのよろこび・・・・・一瞬で察した。

妻が待ち構えていた言葉をそっとささやいた・・・・・・・



二人の新しい命がやどり、そして生まれてこようとしている事を・・・・・



暗闇の中にそっと明るい優しい光が差し込む、そんな心境だった。そしてその希望の光が幸福を実感させる・・・・・

僕は、無意識にこう言った・・・・

ありがとう

ふたりは喜びを共感し、無意識に抱き合う。その行動に嘘、偽りはない。人間は永い人生の間でこれだけ自分以外の人間と素直にお互い喜び合える瞬間がどれだけあるだろうか。

すくなくとも僕には人生ではじめての瞬間だったとおもう。

その夜、二人でお腹の新しい命に何度もささやいた・・・・・

「元気に産まれてきてね」
幸せを胸に、優しい気持ちのまま、幸福に包まれ眠った。

数日後、これを覆される、悪夢のような出来事が起こるとも知らず・・・・・・・


第四章 絶望・・・・

妊娠発覚後、妻の体に生命が宿った喜びが満ち溢れる中、しばらくの間は幸せいっぱいな日々を夫婦共に過ごした。

結婚前から同棲生活をしており、いつも二人だけの生活であった。だがこれからは夫婦の待望であった新しい家族が増える。自分も心待ちにしていたが、妻はそれ以上の喜びであった事は容易に想像できる。

安定期に入るまではあまり周知しなかった。だがやはり両親にはその事を告げた。両親は妻のこれからの妊婦としての生活の変化を心配していたが

「おめでとう」

と言ってくれた。
心配そうな表情の間に優しい笑みがこぼれ出ている。

「ありがとう」

素直に言える。なにより今まで自分のわがままばかりで迷惑をかけ続けてきた両親に喜んでもらえた事は本当にうれしかった。

僕は自分自信の子が宿り、出産してくる過程の中で二つの事について毎日のように考えていた。

ひとつは自分の出生時の事。両親はどのような気持ちで産んでくれ、育ててくれたのか。今までは考えた事もなかった。まだ自分の子は妻のお腹の中だが、かけがえのない命だし、大切に思う。僕の両親もこんな気持ちで出産、育ててくれたと思うと感謝の気持ちでいっぱいになる。

もうひとつ、自分は今までこの世に生命を与えられ、誕生し、人生という長い道程のなか

一体、自分は何の為に生まれ

何の為に生きて来たのか・・・・・

そしてこれから何の為に生きるのか

今まではわからなかった。

ただ、今の自分がやらなければいけないこと

それは新しく産まれる、小さく光り輝く生命を命をかけて、全力で守る事・・・・

心に誓った・・・・


妊娠後も仕事をフルタイムで仕事をしていた妻から、ある日突然、電話がかかってきた。

そして震えながら、泣きながらこう言った・・・・
「出血した・・・・・」
目の前が真っ暗になった。その時はその「出血」する事に対しての知識がなく、自分はどうしていいのかわからない。

ただ、妊娠、出産についての知識がある妻の泣きながらの声を聞けば状況の判断は出来る。

頭の中に

流産

最悪の結果が頭をよぎり夫婦の思い描く未来予想図に真っ暗な闇を落とす
妻の勤め先の上司からは「早く、病院に行ってきなさい」との事。すぐに病院に行った。

自分は仕事で出張していて、駆け付ける事はできない、祈ることしかできない。手が空いてすぐに調べた。

女性が妊娠時、出血する理由に関してたくさんありすぎて今回のケースの場合、どれが該当するのかわからない。だが、ひたすら調べた。しかし、どうにか真実を知りたいという強い願いは自分だけではどうする事もできず、男として人間として無力さを感じた。確かな答えなど見つかるわけもなく可能性という不確かなものに不安を感じ、時間だけがただ空しく過ぎていく。でも諦めるわけにはいかない。必死で答えをさがした。
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